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辞めないと思っていた人が辞める理由と対策!兆候と放置リスクも解説
公開日 : 2023.11.14
更新日 : 2023.11.14
辞めないと思っていた人が突然退職してしまうと、どうしてだろうと思ってしまうことでしょう。
職場の退職者が増えると、人手不足、優秀な人材の流出、採用コストの増大などの問題が出てきますので、早めに対処しておきたいところです。
そこで、本記事では、辞めてしまう人の特徴や理由、辞める状況を防ぐ方法、退職の穴埋め方法などを解説していきます。
なぜこの人が?辞めないと思っていた人が辞める5つの理由
辞めないと思っていた人が急に職場を去ってしまうと、周りの従業員たちは驚いてしまうことでしょう。
退職者を防ぐためには、まずは辞めたいと思った理由を探る必要があります。
その人が退職を決意するに至った理由が必ずあるはずです。
ただ、正直に辞めたい理由を正直に会社へ伝える人は少ないかもしれません。
その場合には、なぜ辞めてしまったのだろうと気になってしまうことでしょう。
ここでは、辞めないと思っていた人が辞める5つの理由をご紹介します。
理由1.報酬が少ないためより良い条件の会社に転職
辞めないと思っていた人が退職する理由としてよくあるのが、 年収アップが見込める転職先が見つかったケースです。
現在の会社よりも、給与や労働環境などが良い会社が見つかったら、その会社へ転職したいと考えるのは当然のことでしょう。
とはいえ、転職は非常に勇気のいる決断です。
現在の会社で築き上げた人間関係や実績などを失うことになるため、慎重になる人も少なくありません。
ただ、優秀な人は、より良い条件の転職先が見つかると、あっさりと現在の職場を辞める傾向にあります。
なぜなら、優秀な人は、基本的に事実を冷静に見ている人が多いからです。
情に流されて時間を無駄にすることもないため、きっぱりと転職を決断して、現在の会社を去ってしまう人が多いのです。
理由2.キャリアアップしたいのに成長機会がない
現在の会社でのスキルアップが難しいと感じたことも、辞めないと思っていた人が辞めてしまう理由です。
本人がキャリアアップを強く望んでいたにもかかわらず、それを実現できない職場環境だったら、従業員はストレスが溜まってしまうことでしょう。
やる気に満ちた従業員にとっては、成長できるチャンスがまったくない職場環境はつまらないと感じてしまうかもしれません。
そのような職場は、従業員のモチベーションを低下させてしまいます。
このまま今の職場に居続けるのは時間の無駄だとあっさり見切りをつけて、次のステップへ進むために転職するケースも多いのです。
このようなことが起こるのは、会社が従業員に対して、成長機会を与えることができていないことが根本的な原因と言えます。
理由3.会社の将来性に期待できない
従業員が会社の将来性に期待できないと感じてしまったことも、辞めないと思っていた人が辞めてしまう理由として挙げられます。
たとえば、会社が経営不振に陥っていたり、業績がひどく落ち込んでいたりすると、その会社で働いている従業員は不信感が溜まりがちです。
会社に対する不安も募っていくことでしょう。
このままこの会社に居続けても大丈夫だろうかと心配になるようなトラブルが発生するような職場環境では、辞めたいと考える従業員が出てくるのも、当然の結果と言えます。
また、経営陣たちが会社の方針を一切伝えずに、従業員が現状に不安を感じている場合についても同様に退職要因となる場合があります。
理由4.上司や部下の仕事ぶりに不満がある
会社での人間関係に不満があるという理由で、退職を決意する従業員も少なくありません。
特に従業員が不満を感じやすいのは、上司との人間関係です。
たとえば、直属の上司が部下のマネジメントだけでなく、自分の管理もきちんとできないタイプだった場合には、その下で働く従業員は不満が溜まりがちです。
不適切な指示を出す上司だった場合には、部下たちは大きなストレスが溜まってしまうことでしょう。
従業員の不満が溜まってしまうと、辞めないと思っていた人であっても、突然に退職する可能性が出てきます。
また、上司の立場である従業員が部下との人間関係で悩んで、会社を辞めてしまうケースもあります。
部下の不適切な振る舞いが増えたり、マネジメントしきれないと感じたりすると、退職につながることがあるのです。
理由5.業務過多でキャパシティが限界
仕事量が増えすぎて、キャパシティが限界だと感じた時も、辞めないと思っていた人が辞める理由の一つです。
業務過多な職場では、残業や休日出勤などが多くなり、従業員の負担が大きくなりがちです。
従業員のキャパシティを超えるような量の仕事を任せてしまうと、身体面だけでなく精神的にも強い疲労やストレスを感じてしまいます。
場合によっては、身体を壊してしまうこともあるかもしれません。
よほどの理由がない限りは、わざわざ過酷な環境で働きたいと思う人はほとんどいないでしょう。
あまりの業務過多で残業も多い環境が続くような職場環境では、よりホワイトな労働環境の会社へ従業員が流れてしまうのは避けられないと言えます。
【兆候】辞めないと思っていたのに辞めてしまう人の5つの特徴
従業員が退職する前に、仕事の品質が下がったり、会社への愚痴が増えたりなどといったように、何かしらの兆候が見られる場合があります。
職場で退職者を出したくないのであれば、そのような兆候を見逃さないようにしたほうが良いでしょう。
ここでは、辞めないと思っていたのに辞めてしまう人によく見られる兆候を5つご紹介します。
特徴1.急に仕事の品質が下がる
「急な仕事の品質の低下」は、辞めないと思っていたのに辞めてしまう人に割とよく見られる兆候です。
これまで真面目に働いていたのに、明らかにパフォーマンスが下がったり、上司やほかの従業員に対して報連相を怠ったりなど、明らかな業務の品質低下が見られることがあります。
業務の品質が落ちる理由については本人でなければ本当のところはわかりませんが、退職を考えたことで仕事へのやる気を失った可能性があります。
近いうちに辞めるつもりだから、今さら仕事に熱心に取り組むのは無駄だと考えているのかもしれません。
一生懸命に仕事をしていた従業員が急に仕事の品質が下がるといった兆候が見られる場合には、注意深く観察したほうが良いでしょう。
特徴2.自身の評価に無頓着になる
辞めないと思っていたのに辞めてしまう人には、自分の評価に対して無頓着になるといった兆候が見られることがあります。
退職を決断した従業員や新しい働き口を見つけた従業員は、現在の会社で昇進や昇給を目指す必要がなくなります。
取り組んでいる仕事や会社に対する興味を失ってしまったので、これ以上仕事を頑張らなくて良いと考えている可能性もあるでしょう。
そのような従業員は、人事評価などについても興味を失いがちです。
上司が丁寧にフィードバックした場合でも、あまり反応しなくなる傾向が見られます。
評価に無頓着になると、周囲への気配りや気遣いが減ることもあります。
そのような特徴が見られる従業員には、注意したほうが良いでしょう。
特徴3.遅刻・早退の頻度が増える
遅刻や早退の頻度が増えるという兆候にも注意が必要です。
退職を決断したことで自身の評価に無頓着になると、遅刻や早退など勤怠についてもだらしなくなることがあるからです。
従業員が急に遅刻するようになる理由としては、気の緩みが考えられます。
近いうちに今の職場を辞めるから、真面目に働かなくても良いだろうと思っているのかもしれません。
あるいは、企業説明会に参加したり、面接を受けたりなどの転職活動が忙しくなってしまい、遅刻や早退が増えている可能性もあります。
遅刻や早退が多い従業員は、現在の仕事よりも転職活動のほうが優先順位が高くなっているのでしょう。
転職先が見つかったら、あっさりと退職してしまう可能性があります。
特徴4.有給の消化数が増える
従業員の有給の消化数が急に増えるのは、辞めないと思っていたのに辞めてしまう人に見られる最もわかりやすい兆候です。
有給の消化率が上昇する理由としては、転職活動が考えられます。
企業の説明会や面接などへ参加しようと思ったら、基本的には平日に活動しなくてはなりません。
有給の消化数が増えた従業員は、もしかしたら熱心に転職活動に取り組んでいるのかもしれません。
あるいは、転職する前に、溜まった有給を活用してリフレッシュしておきたいと考えている可能性もあります。
有給は、従業員に与えられる権利なので、消化することは問題ではありません。
ただ、気持ちが退職に傾いている従業員は、周りの都合を考えずに強引に有休を取得するような兆候が見られることもあるので、注意したほうが良いでしょう。
特徴5.会社への愚痴が増減する
愚痴が増えることもよくある兆候の一つです。
今までに会社の愚痴や不満などを一切言わなかった従業員が急に愚痴をこぼすようになった場合は、会社に対する満足度が大きく下がっている可能性があります。
反対に、普段から会社の愚痴や不満が多かった従業員が急に何も言わなくなるケースについても注意が必要です。
愚痴を言いたくなるのは、会社に対する期待を持っているからです。
愚痴を一切言わなくなったのは、現在の会社に対して何も期待しなくなったからかもしれません。
もしくは、転職先が見つかったことで、今の会社や仕事に対する関心がなくなった可能性もあります。
愚痴や不満が急に増えたり、減ったりなどといった従業員の兆候を見逃さないようにしたほうが良いでしょう。
辞めないと思っていた人が辞める状況を放置すると、連鎖退職につながる
辞めないと思っていた人が辞めてしまう状況を放置するのは、会社にとって好ましい状況とは言えません。
そのような問題を解決せずにそのままにしておくと、連鎖退職につながる可能性が出てくるからです。
連鎖退職とは、一人の従業員の退職をきっかけにして、次々と退職者が出てしまう状況のことです。
この連鎖退職には、「ドミノ倒し型」や「蟻の一穴型」などの種類があります。
「ドミノ倒し型」は、退職者の分の業務負担が理由となり、退職者が連鎖してしまうケースです。
「蟻の一穴型」は、影響力のある社員の退職によって潜在化していた職場の問題が明確になって、退職者が続出してしまうケースです。
どちらのケースも、会社に大きな損害をもたらしてしまいます。
リスクを減らすためにも、退職の要因や損害を放置せずに急ぎで対処したほうが良いでしょう。
辞めないと思っていた人が辞める状況を防ぐ方法
従業員が突然退職してしまうと、残った従業員で業務を割り振ったり、代わりの人材を補充したりなどの労力が発生します。
優秀な従業員の退職は、会社にとっても大きな損失となってしまうため、事前に何かしらの対策をしておきたいところです。
ここでは、辞めないと思っていた人が辞める状況を防ぐために取るべき3つの方法をご紹介します。
方法1.給与などの待遇改善を打診
従業員の退職を防ぐ手段として有効的な方法は待遇改善の提案です。
待遇面に関して何かしらの不満があると、従業員はもっと待遇が良い職場へ転職したいと考えてしまいがちです。
特に、「給料が安すぎる」、「ボーナスが少ない」、「昇給のチャンスがない」といった報酬に関する不満は、生活レベルにも直結する問題のため、退職を決断するきっかけになりやすい面があります。
従業員が給与などの待遇に不満を感じているようであれば、給与のアップ、インセンティブや諸手当の支給などといった改善策を打診してみるのも手です。
待遇面が改善されると、従業員の満足度向上につながっていきます。
密に退職を考えていた従業員も、思いとどまってくれるかもしれません。
方法2.裁量権を渡し成長の機会を与える
意欲のある従業員にとっては、成長できない職場環境は魅力に感じません。
仕事へのやりがいや自身のステップアップを求めて、ほかの会社へ転職することを考える従業員も出てくることでしょう。
そういったモチベーションの高い従業員の流出を防ぐためには、成長の機会を与える必要があります。
従業員が職場での成長の機会がないことに不満を持っているのであれば、権限を与えてみるのも手です。
仕事に対してある程度の裁量を与えることによって、従業員は成長する機会を得ることができるでしょう。
ただし、裁量を与えることは、放置することではありません。
権限を与えてたからといって放置するのではなくて、上司が適切にフォローやマネジメントを行うことが必須です。
方法3.人材採用・外部委託で負担を軽減する
仕事の量が多すぎると、従業員への負担が重くなり、退職の原因になってしまうことがあります。
従業員が業務過多で苦しんでいる場合には、負担軽減の策を講じてみると良いでしょう。
たとえば、職場の労力が足りなくて、従業員一人ひとりの負担が大きくなっている状況の場合には、新しい人材を補充するのも一つの手です。
新しい人が入ってくることで、職場の空気が良い方向に変わる可能性もあります。
ただ、自社で新しく従業員を雇うとなると、求人や育成などのコストが発生します。
せっかく雇ってもすぐに辞めてしまうリスクもあるので、採用活動が難しいという会社もあるかもしれません。
そのような場合には、外部委託を活用する方法もあります。
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まとめ
辞めないと思っていた人が退職してしまうのには、何かしらの理由があります。
よくある理由は、「報酬などの待遇が良い会社へ転職したい」、「成長の機会がない」、「上司や部下の仕事ぶりに不満がある」、「業務過多でキャパシティが限界」などです。
優秀な人材を失うことは会社にとって、大きな損失になりますので、待遇改善を打診、成長の機会を与える、人材採用・外部委託で負担を軽減するといった対策を講じてみたほうが良いでしょう。
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