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派遣に求めすぎる企業の特徴と悩んだ時の対処法

公開日 : 2024.09.13

更新日 : 2024.09.13

さまざまな事情から派遣社員との契約を検討している企業は少なくないでしょう。

とはいえ、派遣社員の処遇は慎重に行わなくてはいけません。
特に派遣社員に能力以上の業務を任せた結果、失敗する企業は多くあります。

今回は、どうすれば派遣社員に多くを求めすぎず、質の良い仕事をしてもらえるかを考えていきましょう。

派遣に求めすぎな派遣先の特徴

派遣社員のスキルと派遣先のニーズの食い違いはなぜ起こるのでしょうか。
原因として挙げられるのが、派遣先に問題があるケースです。

まずは、派遣社員に多くを求めてしまう派遣先の特徴を挙げていきますので、自社がこれらの特徴に当てはまっていないかを見直してみましょう。

派遣契約の内容を理解していない

派遣社員と契約する際には、派遣会社と綿密な契約を結ばなくてはいけません。

何時まで就業するのか、残業は許されるのか、どの程度の業務を任せるのかといったことは必ず契約書に記載されています。

とはいえ、こういった契約書は派遣先の社員がすべて読んでいるわけではありません。
おそらくほとんどの会社は、人事部の担当が契約書を読んでいる程度でしょう。

その結果、派遣社員が配属された部署の担当者が、契約内容を把握しないまま派遣社員に無理な業務を押しつけるといったケースは頻繁に起きてしまいます。
そして、派遣社員がこんな高度な業務をするなんて聞いていないと不満を漏らすこともザラです。

派遣の受け入れが初めて

すでに派遣社員を何度か受け入れている会社は処遇に悩まないで済むでしょう。

前の派遣社員はこのように処遇してもなんの文句も言われなかったから、今回の社員もそのように扱えばいいといった具合にノウハウが蓄積されていきます。

一方で、今まで派遣社員を受け入れたことがない会社は特に注意が必要です。
先ほども述べたように、派遣社員は正社員と違って、会社の規約ではなく派遣会社が定める規約に則って処遇しなければいけません。

その結果、正社員は普段こう働いてもらっているけれど、派遣社員にも同じように働かせていいかわからないと悩んでいる会社は少なからずあります。

そして、よくわからないまま仕事を頼んだ結果、派遣社員のスキルに見合っていない仕事をやらせてしまったために失敗する会社は多くあるのです。

派遣社員のスキルを把握していない

たとえば、正社員に仕事を任せる場合は、ある程度会社側がその人のスキルを把握しているのが当たり前です。

正社員にどういった教育を施してきたのか、この社員は今までどんな仕事を任されてきたのかといった蓄積ははっきりしています。

一方で、派遣社員は途中で会社に配属されるケースが一般的ですから、その人のスキルを会社が把握するのは難しいです。

一例として、派遣社員に事務仕事を任せたとしましょう。

以前の派遣先で事務仕事を任されていたと履歴書には書いてあるから大丈夫だろうと思っていたものの、自社で使っているパソコンのツールを使ったことがなかったために、仕事がスムーズにいかなかったというケースは十分に考えられます。

派遣に求めすぎてしまった時に起きるリスク

派遣社員の実力に見合っていない仕事を任せてしまうといったケースはどうしても起きてしまうものです。

もちろん、その場その場で対応しながら問題を改善できればいいのですが、時には対処しきれずに派遣社員が不満を抱くケースも珍しくありません。

もしそうなってしまったら、どのようなリスクが考えられるでしょうか。

派遣会社との関係悪化

仮に派遣社員が実力以上の仕事を課された結果不満を抱いたとしたら、誰に苦情を言いに行くでしょうか。

実は、ここで派遣先の会社に直接相談する派遣社員は少ないです。
基本的に派遣社員は、もし問題があったら派遣会社に相談するよう教育されています。
派遣社員としても、直接派遣先に文句を言いに行くよりは、派遣会社に文句を言いに行ったほうが気兼ねなく意見を言えるでしょう。

もしも派遣社員が派遣先会社に相談してくれれば問題は少なく済むのですが、派遣会社に相談した場合は対応が難しくなります。
派遣会社が派遣先に抱くイメージは悪いものになっていくでしょう。

最悪の場合、派遣会社が派遣先との関係を打ち切り、二度と社員を派遣しないということになってもおかしくありません。

また、場合によっては労働基準監督署などに相談され、指導されるケースもありますから、なおさら注意が必要です。

契約の非更新

派遣社員の契約を更新するかしないかは、まず派遣先会社が決めなくてはいけません。
派遣先会社が、この社員は非常に仕事ができるから次の一年も契約を続けてもらおうと決断するのです。

もっとも、これですぐさま契約が更新されるとは限りません。

当然ながら、契約は会社だけでなく社員との合意のもとに成り立つものです。
派遣社員がこの会社ではもう働けないと考えれば、契約を更新しない権利は与えられています。
実際、社員側の希望で契約更新が行われないケースは珍しくありません。

これ自体は仕方のないことなのですが、派遣先会社としては大変でしょう。

せっかく仕事を覚えてもらった社員がいなくなれば、新しく人材を確保しなくてはいけませんし、新しく来た社員にまた仕事を覚えてもらう手間がかかってしまいます。

 派遣に求めすぎてしまっている時の対処法

ここまでは、派遣社員に質の高い仕事を求めすぎてしまう会社の特徴とリスクをご紹介してきました。では、こういった特徴はどうすれば改善でき、リスクを避けることにつながるのでしょうか。

重要なのは、派遣社員の契約内容をしっかりと把握すること、そして社員のスキルを理解することです。

契約内容の範囲で業務を依頼する

まず、派遣社員を受け入れる時は、その人との契約がどうなっているかをしっかりと確認するようにしましょう。

当然ながら、派遣社員との契約を行う人事部の担当が契約内容を把握しているだけではいけません。
派遣社員を配属させる部署の部長や課長などに契約内容を周知させる必要があります。

もちろん、こういった契約内容を一度にすべて把握するのは大変です。
場合によっては、契約内容を読んでもこの仕事を任せていいのかわからないといったケースも出てくるでしょう。

その場合は、仕事を任せる前に派遣社員や派遣会社と協議を行ったうえで、この仕事は任せるかどうかを判断するべきです。

こうした作業を怠ってしまうと、次第に派遣社員が会社に不満を溜める結果になりかねないので、くれぐれも注意しましょう。

派遣社員のスキルを把握する

たとえば、経理の仕事を派遣社員に依頼するとしましょう。

この時、何よりも注意したいのが派遣社員に特定の業務を行った経験があるかどうかです。
経理の仕事は多岐にわたるので、場合によっては社員がこれまでやったことがない業務も出てくるでしょう。

この時、この仕事はやったことがあるかと社員のスキルを確認する作業を怠ってはいけません。
もしも確認しないまま仕事を任せてしまえば、社員の不満は溜まっていく一方です。

そして、ここで一番大事なのは、経理の仕事ならなんでもやらせていいと契約していたとしても、仕事を依頼する際は細心の注意を払うべきということです。

契約通りなんだから何をやらせたっていいだろうと横暴に派遣社員を扱えば、派遣会社との関係も悪くなってしまいかねません。

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派遣社員は比較的安価な給与で人材を確保できる雇用形態のため、一見すると便利です。

とはいえ、派遣社員は専門的なスキルを身につけていない人がほとんどなので、高度な業務を任せるには心もとなさが否めません。

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まとめ

ついついやるべき業務が溜まりに溜まった結果、部下の実力に見合っていない仕事を任せてしまったというのは派遣社員に限った話ではありません。

こうした事態を防ぐためには、社員との細かなやり取りを行うのが大切です。

この仕事をやったことはあるか、この仕事をどこまでできるかといったコミュニケーションを通じて社員の実力を測れば、適材適所の仕事を任せられるようになるでしょう。

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