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【切るべき?】派遣社員が使えない時の対処方法とは?社員の特徴も解説

公開日 : 2024.01.17

更新日 : 2024.07.08

急遽人員が必要になって派遣にお願いしたにもかかわらず、使えない派遣社員が来てしまったら逆に仕事が増えてしまい大変です。
困っている時だからこそ、失敗したくないというのが本音ではないでしょうか。

こちらの記事では、使えない派遣社員の特徴や放置してしまった場合のリスク、対応方法について解説いたします。

会社が派遣を使うよくある理由3選

会社が派遣社員を活用しなければいけない事態には、いくつかの理由があるものです。

特に多いのは、社員が突然会社を辞めてしまい、次の準備が追いついておらず、すぐにでも即戦力で働いてくれる人員が必要な場合です。
ほかには、人件費を節約したいと考える場合もあります。

ここからは、会社が派遣を活用するよくある理由についてご紹介します。

理由1.人件費の節約

企業の売上を少しでもキープするために、人件費を削減したいと考えて派遣会社にお願いするケースは多いです。

1人の正社員を雇うのに、給与や社会保険料などさまざまな費用がかかります。
さらに、必要がなくなったからと簡単に契約を終わらせることはできないため、繁忙時期だけ活躍してもらい閑散時期は休んでもらうこともできません。
派遣社員を活用できれば、忙しい期間だけ頼めます。

多くの場合、3ヶ月程度の契約を更新しながら進められるため、半年間だけ必要な場合はそこで契約を終了させられます。
ほかにも、週に3日だけでの勤務や時短設定も可能で、細かく働いてもらう時間も設定可能です。

余計な人件費がかからないため、利用する会社が増えています。

理由2.速やかな労働力の確保

自社の人材が急に退職を決めてしまった場合、大きな穴ができてしまいます。

特に少ない人数で仕事を回している会社だと、すぐにでも退職者のように即戦力として働いてもらわないと困るでしょう。
新しく自社で働いてくれる正社員を採用するためには、募集から教育まで一定の期間が必要になり大変です。

派遣社員を活用できれば、中には経験者もいるため、即戦力として活躍してもらえます。
人材派遣会社に経験がある人でお願いしたいと頼めば、ほとんど教育が必要のない人材を提案してもらえます。

一から教える手間が省けてすぐに活躍してもらえることから、会社が派遣社員を利用する場合も多いです。
滞りなく仕事も進められるため、利用するケースが多いです。

理由3.コア業務への注力

会社の売上をさらに向上させるためには、コア業務への注力は重要です。
しかし、人が足りていない状態ですべて回そうとすると、雑務が多く回せないケースもほとんどです。

正直、コア業務どころではなく、残業をしても基本的な仕事すら終わらない日も出てきてしまうでしょう。
実際、現場では、新しい施策に社員も力を入れることができず売上アップのチャンスを逃している場合があります。

ほかにも、業務が忙しすぎて品質も保てない状況に陥っているケースは多いです。
そこで、少しでも状況を良くしようと、派遣社員を雇うようにする会社は多くあります。

比較的誰にでもできる雑務を派遣社員にお願いし、コアで重要な業務に自社の社員が時間を割くスタイルを取っています。

派遣社員が使えないと感じる3つの原因

派遣社員が使えないと感じる理由には、さまざまな原因があります。
その中でも特に重要な3つの原因があります。

  • 原因1.ミスマッチ人材の派遣
  • 原因2.派遣社員の能力不足
  • 原因3.自社(派遣先)の職場環境の問題

これらの原因について、詳しく見ていきましょう。

原因1.ミスマッチ人材の派遣

派遣社員が「使えない」と感じる場合、その責任が必ずしも派遣社員本人にあるとは限りません。

多くの場合、派遣会社が派遣先のニーズを正確に把握できず、適切な人材を派遣できないことが原因です。

自社の求めるスキルや経験を十分に理解していないために、マッチしない人材が派遣されてしまうことがあります。

このようなミスマッチは、派遣社員と派遣先の双方にとって不利益となり、業務の効率や生産性にも悪影響を及ぼします。適切なコミュニケーションと要件の明確化が重要です。

原因2. 派遣社員の能力不足

派遣社員が「使えない」と感じるもう一つの原因は、能力不足や意識の低さです。

現場で即戦力として活躍することが期待される中、必要なスキルや知識が不足している場合があります。

また、「どうせ派遣だから」といった意識から、仕事を断ったり、指示に素直に従わなかったりすることもあります。

このような態度やスキル不足は、業務の進行を妨げ、派遣先の期待を裏切る結果となります。派遣社員の教育や意識改革が求められます。

原因3. 自社(派遣先)の職場環境の問題

派遣社員が「使えない」と感じる原因の一つに、派遣先の職場環境の問題があります。

教育環境が整っておらず、派遣社員が必要なスキルや知識を身につける機会が少ない場合があります。また、職場の雰囲気や労働環境が悪く、派遣社員が働きにくいと感じることもあります。

このような環境では、派遣社員が能力を発揮できず、結果的に「使えない」と評価されることになります。職場環境の改善や教育体制の強化が必要です。

使えない派遣社員は切るべきか?

使えない派遣社員に対する対応には慎重さが求められます。原因は必ずしも派遣社員にあるとは限らず、様々な要因が関与します。

派遣社員の業務態度や自社の運用ルール、また正社員との関係性などを総合的に考慮し、問題の根本に迫ることが重要です。必要に応じて改善策を導入し、適切な判断を行うことが肝要です。

使えないと感じる派遣社員の特徴5選

イメージとしては、派遣社員をお願いしたら、自社で求めている知識を兼ね備えて即戦力になるイメージが強いかもしれません。
しかし、実際は、期待をして頼んだにもかかわらず、使えなかったと不満を感じている会社も多くあります。

ここからは、使えないと感じる派遣社員の5つの特徴について詳しくご紹介します。

特徴1.報連相ができない

仕事において大切なことを話せず、コミュニケーションを取れないのでは困ります。

派遣社員は優秀だと思って雇ってしまうと、中には人とのコミュニケーションを図るのが苦手で、大切なことも報連相できない人がいます。
必要な報連相ができない人は、スキル以前の問題です。

大切なことを共有できなくなるため、大きな損害につながる場合も出てくるかもしれません。
ビジネスでは、最低限の伝達事項を過不足なく伝えられなければ、会社全体にも影響を与えてしまいます。
どんなにスキルや資格を持っていても、基本的な報連相ができないのであれば安心して依頼できません。

特徴2.基本的に受け身の態度

派遣社員は、来てからすぐに何年も自社で働いていたかのような振る舞いはできませんが、すべてにおいて受け身の態度だと業務を依頼しにくくなります。

社員も皆忙しい中で仕事を回していますので、何もすることがない時には積極的にやることを探す姿勢は大切です。
すべてにおいて能動的に動けなくても、皆の力になれるようにと動ける人は社員たちに重宝されます。
特に最初に会社へ派遣されたばかりの頃は、簡単な業務を中心にこなすため、早く業務が完了するケースも多いです。
この時に、終わったらボーっとして誰かに指示されるまで待っている人は期待されません。

特徴3.遅刻・欠席が目立つ

自社で求めている能力があっても、遅刻や欠席が多い派遣社員は「使えない!」と思われてしまいます。
自身の自己管理だけでなく、小さい子どもが急に体調を崩して何日も休まれるのも困ります。

建前では休んでもいいよと言っていても、本音では思っていません。
人が足りなくて穴を埋めようと派遣社員を頼んでいるのにもかかわらず、保育園から呼び出しが何回もあり、その度に欠勤されれば皆でカバーすることになり大変です。
本来の出勤日数よりも出られないと、使えないと思われてしまいます。

これでは、派遣社員を雇っていない時と同じで意味がありません。

特徴4.ルールを遵守しない

それぞれの企業で独自のマニュアルやルールがありますが、しっかりと守らない派遣社員は使えないと思われます。
確かに、自己流ではなく決められた通りに行うのは大変ですし、面倒です。

しかし、マニュアルやルールは会社の安全や品質を守るためにも必要です。
一緒に働いている社員も大変だと感じながら守っているからこそ、今があります。

そこに、派遣社員として入社し、マニュアルやルールを楽観視して軽く見ては困るのです。
安全や品質に対する意識が低いと判断すれば、これ以上一緒に仕事はできないと思われてしまいます。
指摘してもその場限りな人は特に注意です。

特徴5.注意やアドバイスを受けず改善しない

派遣社員の中には素直にアドバイスを聞き入れることができる人もいれば、そうではない人もいます。

特に危険な作業やミスが生じてしまった時、社員は見逃して放っておくわけにはいきません。
次にミスが生じないように、注意やアドバイスが入ります。

派遣社員の中には注意を受けてしまうと、逆に口答えをしたり不機嫌になったりして聞き入れない人もいます。
特に高いプライドを持っている人は素直に受け取らない傾向が強いです。
そのまま改善せずに、また同じように作業をしようとします。

言っても聞かないとわかると、社員も面倒になり使えないと判断します。

使えない派遣社員を放置すると起きるリスク

人が足りない状態なため、欠勤などがほとんどないものの、ミスや注意を聞き入れない程度であればなんとかなるだろうとそのまま雇ってしまう企業も多いかもしれません。

しかし、使えない派遣社員を放置しておくとリスクも大きいです。
ここからは、使えない派遣社員を放置してしまうとどんなリスクが起きてしまうのかご紹介します。

顧客満足度の低下&企業イメージの悪化

正確性に欠け、業務自体の遅延やミスが多いと、本来は期日を守って終わらせられた仕事も間に合わなくなり、お客様に届く時にもミスが出てしまうと大変です。
結果的に顧客満足度の低下や企業イメージの悪化につながる可能性があります。

このような派遣社員を長期的に会社に在籍させるのは危険です。
契約満了がきたら終了しましょう。

職場の雰囲気が悪くなる

会社にとってお荷物のような派遣社員がいると、ほかの社員も大変です。
本来自分の担当している仕事量も多くこなすのがやっとなところに、派遣社員の面倒まで見てミスを正していかなければなりません。

業務にプラスで仕事が増えてしまうので、残業しても自分がやるのが早いと思ってしまいます。
出社して何か仕事をしてもらうだけでもミスが増えて業務の邪魔になり、周囲の社員の士気を下げてしまうでしょう。

良い仕事をしてくれる社員も、パフォーマンスが鈍ってしまう可能性もあります。
職場の雰囲気が悪化すると、さらに退職者が出てしまう危険もあります。

使えない派遣社員への対処方法

使えない派遣社員が来てしまうと、ガッカリしてしまうでしょう。
このまま我慢して契約を継続しなければならないのかと、落胆してしまうかもしれません。

万が一使えない派遣社員が来た時には、それ相応の対処が必要です。

こちらでは、使えない派遣社員をどうしようと悩んだ時に行うと良い対処方法についていくつかご紹介します。

方法1.派遣社員への教育内容を改善

人が足りずに派遣社員をお願いしている場合は、即戦力として雇いたいというのが本音です。

しかし、職場の雰囲気は初めて知るため、場に慣れていません。
何も教えないで即戦力として動いてと頼んでも、難しいものがあります。
即戦力は前提ですが、社内ルールを理解して学習する必要はあります。

さらに、経験があるといっても程度も異なりますし、エキスパートでもありません。
教育内容に問題があって、派遣社員自身も十分に理解できず力を発揮できていない可能性があります。
派遣社員へのヒアリングをもとに、不足部分を常に確認することは重要です。

派遣社員も場に馴染みやすく理解できるような、教育マニュアルを整備しましょう。
教育体制を体系化して整えることも大切です。

方法2.交代を要請

教育体制も整っていてしっかりと教えているにもかかわらず、なぜか仕事が遅かったり何回も同じことを聞いてくる場合やさまざまな理由で欠勤や遅刻をする場合などは、交代を要請しましょう。

自社が問題なのではないため、派遣会社にしっかりと説明をすれば交代してくれる可能性が高いです。
派遣会社はお金ももらっていますし、要望した内容に沿った適正な人材を派遣しなければなりません。
にもかかわらず、約束が守れていなければ、速やかに対応しなければなりません。

また、同じように使えない派遣社員を送り込まれないように、必ず求める人材を具体的に提示する必要があります。

方法3.派遣元自体を変更

利用している派遣会社に具体的にほしい人材を伝えても、また同じような人が来てしまう可能性もあります。
策を講じて自社でも頑張っているにもかかわらず、満足のいく派遣社員が送られてこない時は、派遣先を思い切って変えてみるのも良いでしょう。

ただ、派遣社員はエキスパートではない分、満足のいく仕事をこなすのは難しいかもしれません。
仕事を手早くこなしコアな業務に力を入れたいのであれば、アウトソーシングを利用するのも一つの方法です。

事務業務やWEBサイト運用など多岐にわたってお願いでき、特定ジャンルのエキスパートが対応してくれます。

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まとめ

即戦力のイメージが強い派遣社員ですが、さまざまな人がいて、中には仕事のできない方もいます。

人件費を節約してコアな業務へ注力するために派遣会社にお願いしたにもかかわらず、自社の仕事が増えてしまい、今いる社員に迷惑をかけてしまうことも考えられます。
そのままにしていると、職場の雰囲気が悪くなり、さらに退職者も出てしまうかもしれません。

弊社にはその道のエキスパートがおり、派遣会社の抱えるデメリットも解消可能ですので、ぜひご利用ください。

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