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採用代行のメリット・デメリットとは?費用相場とサービスの選び方も解説
公開日 : 2023.10.16
更新日 : 2023.10.16
少子高齢化に伴い、業種や職種、企業の知名度や規模などを問わず人材採用が難しくなり、人材獲得競争も激化しています。
求人を出しても応募者がいない、書類選考や面接をしても思ったような人材がいないとお悩みなら、採用代行がおすすめです。
この記事では、採用代行のメリットやデメリット、業務内容をはじめ、費用相場、サービスの選び方を解説していきます。
採用代行(RPO/アウトソーシング)サービスの業務内容
採用代行(RPO/アウトソーシング)サービスと言われても、いったい何を代行してくれるのかわからない方も多いかもしれません。
求人や書類の受取などを行ってくれるのか、選考や面接、雇用手続きまでしてくれるのか、そんなに任せて良いのかなど、いろいろと考えるのではないでしょうか。
ここからは、採用代行(RPO/アウトソーシング)サービスの代表的な業務内容をご紹介します。
ノンコア業務代行
人材を採用する場合、ただ希望する人数を集めることやスキルや経験がある人を探しだせば良いのではありません。
一定の基準で判断できる部分だけでなく、どんな人物か、自社に合うのかといった内面的、定性的側面の判断も必要となります。
ノンコア業務代行は、そうした企業が人材採用において重要と思う部分は除き、採用の核となる部分以外を代行してくれるものです。
たとえば、求人を出す媒体の選定や運用、紹介会社の選定をはじめ、企業の希望条件をもとに登録している人材を検索してスカウトメールを配信するなどが挙げられます。
求人に応募があった場合のエントリー対応や企業が書類選考をした後の合否連絡、呼び込みなどの電話連絡やメール連絡なども代行してくれます。
説明会や面接の日程調整、リマインド連絡など手間のかかる周辺業務を代行してくれるので、人事部などの業務負担をかなり軽減させることが可能です。
コア業務支援/代行
採用のコア業務代行とは、採用において重要となるプロセスや業務まで代行してもらうことです。
たとえば、募集計画の立案やインターンシップや説明会などの企画立案をはじめ、採用に必要な制作物(広告、HP、ビラ、会社案内)などの作成が一つです。
採用のプロとして、自社の選考官のトレーニングをしてくれることや会社説明会やインターンシップの運営を任せることもできます。
一定の基準や自社に合う人物像をあらかじめ示すことで、書類選考や面接での選考、合否決定まで任せることも可能です。
せっかく内定が決まった人材を逃さないよう内定者フォローをしてもらう場合や入社後の新人研修までしてくれる場合もあります。
【ノンコア業務代行】採用代行(RPO/アウトソーシング)サービスの2つのメリット
では、ノンコア業務代行サービスを利用するメリットはどんな点にあるでしょうか。
主なメリットは2つあります。
それは、人件費を削減できることと採用のコア業務に集中できることです。
採用のコア業務は自社で対応し、ノンコア業務のみを代行してもらうメリットについて詳しく見ていきましょう。
メリット1.人件費を削減できる
ノンコア業務代行サービスを利用するメリットの1つ目は、自社の採用に携わるスタッフの人件費を削減できることです。
人事部などの人材が不足していて、採用業務が回らないといった場合に、新たに人材を雇ったらどうなるでしょうか。
採用担当者を正社員で雇う場合、給与だけでも1人あたり月20万程度は必要になります。
給与に加えて社会保険料の事業主負担や交通費、各種手当、ボーナスなども支給しなくてはなりません。
採用代行で依頼すれば、給与相場から考えてもコストを削減できます。
採用スタッフだけでなく、あらゆる部署や職種で人手不足に悩まされる企業が多い中、ノンコア業務は代行してもらい、限られた社員をコア業務に集中させることで人件費の削減につながります。
メリット2.コア業務に集中できる
ノンコア業務代行サービスを利用する2つ目のメリットは、コア業務に集中できることです。
人事部や採用担当者の人数が限られている場合に、採用のノンコア業務を代行してもらえば、限られている時間や労力をより重要な業務に回せるようになります。
時間や手間がかかり、細かな業務が多いノンコア業務は代行してもらい、選考や面接、内定者のフォローなどに集中することで、より満足度の高い人材採用が可能になります。
採用担当者の負担も軽減でき、効率良く質の高い採用ができるようになるのがメリットです。
新卒一括採用で応募者が多い場合をはじめ、継続的に中途採用を行っている企業などでは、ノンコア業務代行をすると効率的です。
【コア業務支援/代行】採用代行(RPO/アウトソーシング)サービスの2つのメリット
では、コア業務支援/代行サービスを利用するメリットはどんな点でしょうか。
ノンコア業務のみ代行を依頼するか、それともコア業務も含めて代行を依頼すべきか悩んでいる企業も、2つのメリットを知ることで判断がつきやすくなります。
2つのメリットとは、採用後の業務までサポートしてもらえること、プロの知識や経験を得ることができることです。
メリット1.採用後の業務までサポートしてもらえる
コア業務支援/代行サービスを利用するメリットの1つ目は、採用後の業務までサポートしてもらえることです。
代行サービスによっては、採用業務そのものだけではなく、労務や人事業務の改善サポートサービスを行っている場合があります。
採用の企画段階から選考、内定者フォロー、雇用手続き、入社後の研修や離職防止策の提案などに至るまでサポートを受けることも可能です。
コア業務まで任せたい場合には、自社の採用や人材育成、人材定着に関する課題などを棚卸し、それを解決、サポートしてくれるサービスはあるか調べてみるのがおすすめです。
採用や人材育成に詳しい人材や経験者がいない企業や採用してもすぐに辞めてしまうといった問題を抱えている企業は特に利用を検討してみましょう。
メリット2.プロの知識や経験を得ることができる
コア業務支援/代行サービスを利用するメリットの2つ目は、プロの知識や経験を得ることができることです。
中小企業や小規模事業者、ベンチャー企業などでは採用の経験がある人や見識がある人材がいないケースも少なくありません。
採用のノンコア業務をスタッフが行い、選考は経営者が1人で行っているような企業も多いです。
経営者は多忙ゆえに十分な選考ができない場合や1人だけで判断すると偏った人材の採用になりがちです。
コア業務支援/代行サービスの担当者は、ほかの企業で蓄積された採用手法やノウハウを豊富に持っているので、偏ることなく、依頼された企業のニーズにマッチした人材の選考や育成が可能になります。
早期離職を抑えて、ミスマッチのない採用につながりやすいです。
プロによる最適な採用プロセスや運用フローの提案や実行支援が受けられるのがメリットです。
採用代行(RPO/アウトソーシング)サービスの2つのデメリット
では、採用代行サービスを利用するデメリットはあるのでしょうか。
主な2つのデメリットは社内に採用ノウハウが蓄積されないこと、認識のズレが生じる可能性があることです。
デメリットの詳細を理解し、そうならないための対策や対応についても確認しておきましょう。
デメリット1.社内に採用ノウハウが蓄積されない
採用代行サービスを利用するデメリットの1つ目は、社内に採用ノウハウが蓄積されないことです。
外部に頼ることで採用知識のある人材が育たず、ナレッジも蓄積されません。
特に創業からの年数が浅く、早い段階から代行サービスを依頼している場合や歴史ある企業でも長く担当していた採用担当者が退職したタイミングなどで代行サービスにシフトすると、それ以降、自社独自の採用ノウハウが蓄積できないおそれがあります。
この先、採用代行サービスの利用をストップした場合や費用面などで利用が難しくなった場合など、自社で行おうとすると困ることがあるかもしれません。
また、代行サービスが選んだ人材の良し悪しなどが判別できない場合やどのような流れや手続きで採用をするのかわからなくなるおそれもあります。
デメリット2.認識のズレが生じる可能性がある
採用代行サービスを利用するデメリットの2つ目は、認識のズレが生じる可能性があることです。
特にコア業務代行を依頼し、選考までしてもらうと、実際に採用した人物が自社の求める人物像と違うといったミスマッチが起こる場合もあります。
そのため、コア業務まで依頼する場合には、採用における方針や要望を詳細かつ適切に伝えなければなりません。
コア業務を依頼するには、代行サービス業者の質やノウハウのレベル、担当者の能力や対応力をしっかり見極めたうえで、時間をかけて打ち合わせを重ねることが必要になります。
いざコア業務を適切に代行してもらえれば便利ですが、代行してもらうまでのプロセスに手間と時間をかける必要があります。
採用代行(RPO/アウトソーシング)サービスの費用相場
採用代行サービスの費用相場をご存知でしょうか。
採用担当者として正社員を雇うより人件費を削減できるのがメリットとお伝えしましたが、実際の費用相場はどのようになっているのでしょうか。
業者によっても異なり、どのようなサービスを依頼するかでも異なってきますので、よくあるケースで見ていきましょう。
月額型
月額型は、毎月一定の料金を支払う方法です。
年間を通じて中途採用や随時採用を行っているケースや新卒採用の人数が多く、1年をかけて企画から説明会、選考や面接、内定者フォローなどを実行しているような会社におすすめです。
必要な時しか採用しない企業の場合は、無駄に料金を払うことになるので気を付けましょう。
ノンコア業務やコア業務の一部のみなど、実務の一部を委託する場合は、月額料金10万円台~が費用相場です。
これなら、正社員を雇うより費用を抑えられます。
これに対して、採用業務を全体的に委託する場合は月額料金40万円以上が費用相場です。
経験値の高い正社員に支払う月給と同じくらいになりますが、ボーナスなどを払う必要がない分は費用が抑えられます。
従量課金型
従量課金型とは、代行期間や対応件数に応じて料金を算出する方法です。
多くの採用代行サービス提供会社が従量課金型を採用しています。
費用相場は、3ヶ月で30万円~50万円のところが多いですが、代行する業務内容が少なければ10万円台、逆に業務内容が増える場合やコア業務などを依頼すると60万円以上、70万円以上になるケースもあります。
従量課金型の代行サービスの場合、契約をする前に複数の業者に相談して見積もりを取り、費用面をはじめ、代行内容の質や担当者の対応力などを比較検討することが大切です。
費用を払って実際に代行してもらってから、思った内容とは違う、対応力が低いなどと困ることがないようにしましょう。
成果報酬型
成果報酬型は、依頼した業務で成果が出た時だけ報酬が発生する方法です。
何をもって成果というかは業者や依頼する内容によっても異なりますが、一般的には面接の実施・内定・採用における人数で設定されることが多いです。
「1人だけ優秀な人材を採用したい」といった小規模採用をしたい場合や人材の質にこだわりたい企業におすすめの方法になります。
費用相場は業者ごとに異なりますが、依頼する希望人材の職種や専門性、経験などによっても異なる場合が多いです。
たとえば、新卒なのか、一般職なのか、総合職なのか、管理職や役員のヘッドハンティングなのかなどで、設定される報酬も異なります。
採用までの時間などでも報酬に差が出ることがあります。
採用代行(RPO/アウトソーシング)サービスの選び方
採用代行サービスの業務内容やメリット、デメリット、料金システムや費用相場などがわかったところで、実際にどのように選べば失敗がないのでしょうか。
自社に合ったサービスと満足のいく対応能力がある業者を選ぶためには、対応できる採用業務の範囲を明確にしたうえで、実績を確認することがポイントです。
選び方1.対応できる採用業務の範囲
採用代行会社によって対応可能な業務範囲が異なります。
ノンコア業務のみのケースやコア業務も含めて対応できるケースもありますが、ノンコア業務、コア業務といっても、各社で対応内容に違いがあることがあるので、1社ずつ確認することが大切です。
まずは、自社での採用の業務の一連の流れを洗い出し、自社でも対応できる業務と外部に依頼したい業務とを明確にしましょう。
そのうえで、依頼したい業務を網羅できる採用代行会社を調べてピックアップし、対応レベルや実績、担当者の能力などを確認することがおすすめです。
費用面で予算オーバーとなる場合には、どの業務を代行してもらうか優先順位を決めましょう。
採用担当者の業務負担を減らしたいなど、自社の採用における課題も明確にしたうえで優先順位を考えることがポイントです。
選び方2.実績
採用代行サービスの選び方では、実績もしっかりと確認しましょう。
実績数が多いのはもちろんですが、対応してきた中に自社と同じような規模や業界の会社があるかチェックすることがポイントです。
採用代行サービスのサイトで、実績紹介や事例紹介があるか調べてみましょう。
自社と同じような課題を抱えている企業の実績、同じ業種の同規模の企業の実績、欲しい人材に似ている点がある企業の実績があるか確認することが大切です。
事例紹介で抱えていた課題、利用した代行業務、成果などをチェックしましょう。
自社が抱える課題に対応してきた豊富な実績を持っていれば、スムーズかつ満足度の高い代行サービスを提供してもらえる可能性が高まるためです。
採用のノンコア業務代行なら、オンライン対応アシスタント『source』
採用代行を依頼する場合、役職者や管理職クラスのヘッドハンティングや能力のある専門職を1名雇いたいなど、自社だけでは能力やノウハウ的に難しい場合にはコア業務も依頼するかもしれません。
しかし、多くの企業ではノンコア業務代行を依頼するケースやまずはノンコア業務からの依頼が多いのではないでしょうか。
採用のノンコア業務代行なら、オンライン対応アシスタント『source』がおすすめです。
オンライン人事・労務アシスタントの代行サービスを依頼すれば、採用活動サポートをはじめ、入退社手続き、既存社員の勤怠管理や給与計算、交通費計算や福利厚生業務などを代行いたします。
日頃の業務を任せられる分を、採用のコア業務に集中できるなど業務負担の軽減や採用活動の効率化や品質向上が可能です。
まとめ
採用のノンコア業務代行サービスを利用するメリットは人件費を削減できることと、採用のコア業務に集中できること、コア業務代行サービスを利用するメリットは採用後の業務までサポートしてもらえること、プロの知識や経験を得ることができることです。
一方、代行サービスを利用するデメリットとして、社内に採用ノウハウが蓄積されないこと、認識のズレが生じる可能性が挙げられます。
採用代行(RPO/アウトソーシング)サービスの選び方として、対応できる採用業務の範囲を明確にしたうえで、実績を確認することがポイントです。
まずはノンコア業務の代行から始めたい場合、オンライン対応アシスタント『source』がおすすめです。
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