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エース社員の退職による会社の崩壊を防ぐために|原因と対策

公開日 : 2023.05.17

更新日 : 2023.05.17

重要な役割なども果たしてくれているエース社員に、もし急な退職願いを出されてしまったら困ると感じている企業は多いのではないでしょうか。
エース社員といっても人間ですので、扱い方によっては近いうち退職されてしまう可能性があります。
こちらでは、エース社員が退職する原因や兆候、対策方法を紹介していきます。

エース社員が退職する4つの原因

企業の雰囲気が良くやりがいを感じているのであれば、よっぽどの事情がない限りエース社員は退職を考えません。
退職を考えてしまうというのは、企業の働き方や雰囲気に原因があるからです。
ここからは、エース社員が退職してしまう4つの原因について紹介していきます。
心あたりがある企業は、原因をなくせるように努めましょう。

原因1.タスク過多

下手に仕事ができない人に頼んでしまうと、急ぎの業務が終わらずさらに大変なことになってしまいます。
すると、必然的にしっかりとスピーディーに仕事をこなしてくれるエース社員に、仕事を頼みたくなってしまうでしょう。
皆が信頼している社員だからこそつい業務を頼んでしまうのですが、効率良くこなしているのに一向に終わらないため不満が溜まってしまいます。
エース社員も人間ですので、あまりにも頼まれすぎたら仕事も終わらず残業ばかりになります。
なんで自分ばかりが難しい業務や神経使うような仕事ばかりをやらなければいけないんだと思ってしまったら、退職を考えるようになってしまうでしょう。
さまざまな業務を頼りすぎるのは危険です。

原因2.給与と責任が見合わない

ややこしい業務やほかの人がこなせないような業務もエース社員はこなしているため、自分が行っている業務に対して給料とのつり合いが取れていないと感じると嫌になってしまいます。
なんで自分よりも仕事ができない社員が同じような給料をもらっているのかと不満を感じるようになったら、退職を考えてしまうでしょう。
さらに、エース社員だからと信頼をして、会社の中でも特に責任のある仕事を任せる機会も多くなりがちです。
神経をすり減らして仕事をしているのに、まったく見合った給料がもらえなかったとしたら不満が募ってしまいます。
エース社員として活躍しているからこそ、給料という目に見えてわかる結果で仕事を評価してほしいと思っています。

原因3.会社の方針が不透明

エース社員は、社内の中でも意識が高い方が多いです。
だからこそ、スピーディーで正確な仕事をこなし、企業の中でも安心感の持てる存在です。
普通の社員であれば、どんなに残業をしないである程度の仕事をして給料がもらえればいいくらいに感じている方も結構います。
中には責任を持たされるのが嫌で、あまり役職が上になったり期待をかけられたりしないで、ずっと平社員でいたいと考えている方もいるものです。
その中でもエース社員は意識が高く、会社の方針を意識して働いている方が多くいます。
会社の方針がよくわからないと、働いていてもビジョンが描けずに愛着が湧かないということがあります。
しっかりとエース社員には、会社の方針を伝えましょう。

原因4.成長実感がない

エース社員は、仕事が早く正確で頼りになる、企業にとって都合の良いロボットではありません。
今の自分だけでなく、将来どうなっているのかを常に意識している人が多いです。
自分の将来がしっかりと見える会社であれば問題ありませんが、先が見えない企業だと感じれば一気に退職を考えてしまうでしょう。
さらに、ずっといても今の環境や企業では自分の成長が見込めないとなると、多少ハードルが上がっても自分をもっと高められる企業へ転職してしまいます。
エース社員を一人に集中させてしまうと良くありません。
同じような力がある者同士切磋琢磨できる環境があると、意識も上がります。
エース社員は、市場価値が落ちないように成長したいと考えているのです。

エース社員の退職による3つの悪影響

大切なエース社員が、万が一退職を決意してしまったらどうなってしまうのか不安でならないと考えている企業も多いかもしれません。
特にエース社員へ一点集中させている企業の場合、その社員を失った時には混乱を招いてしまい、自社としても大変です。
ここからは、エース社員が退職した場合に受ける悪影響を3つ紹介していきます。

悪影響1.業務の生産性が大幅に低下

企業の業績が落ち、生産性も大幅に低くなってしまう可能性があります。
特にエース社員だからと、業務の中でも重要な部分を任せているケースも多いかもしれません。
ある程度分散してほかの人にも回しているような企業と違い、一点集中してエース社員だけに任せていると、ほかの人がやり方がわからず生産がストップしてしまいます。
一から覚えるところからのスタートとなり、軌道に乗るまでも時間がかかってしまいます。
ほかにも、エース社員だからと長期的な難しい業務を信頼され任されているケースも多く、誰も何がどこまで進んでいるのかよくわからず、職場が回らなくなってしまう可能性もあり危険です。
業務の生産性が滞れば、企業としても危うくなります。

悪影響2.残された社員への業務負荷が増える

エース社員が担っている業務は幅広いため、それをカバーするために残された社員が一から覚えていかなければなりません。
中には、これまで任されてきた業務だけでも手一杯な社員の場合、ほかにも業務をと覚えるなったら膨大な時間がかかってしまいます。
どの社員にどれを割り振るかも考えなければいけないですし、こなさなければならない社員側も困ってしまうでしょう。
ある程度仕事の内容がわかっている社員が残っていれば引き継ぎもできますが、皆がまったくわからない状態の場合、負担はますます大きくなってしまいます。
最悪の場合、失注してしまい収益減などもありえますので注意が必要です。
エース社員がいなくなった後には、皆忙殺されてしまうでしょう。

悪影響3.離職が連鎖的に増え続ける

仕事は緊張感や辛さなども多く、その中皆我慢している場合が多いです。
それでも、特に離職者がいない状況で今までと同じように仕事ができていれば問題がなくても、他者が離職したのをきっかけに辞めようと決意する人も増える場合があります。
負の連鎖のような状況に陥ってしまうのです。
入社したばかりの新人が数ヶ月で退職したというのであれば、そこまで全体的に支障はありません。
しかし、これまでさまざまな難しい中核的な仕事を担ってきたエース社員が辞めてしまったとなったら、話は別です。
周りの社員にも大きなインパクトを与えてしまいます。
自分たちも、エース社員を失うことで仕事量が増え、キャパを超えていき、離職を考える人も出てきます。

エース社員の退職の兆候

エース社員に任せっきりになっているうちに不満を溜めていて、ある時退職届を出されてしまったら終わりです。
そうなってしまう前に、しっかりと危ない兆候を察知して対策を打たなければなりません。
ここからは、企業にとって大切なエース社員を失わないように、退職の兆候ではどんなことが起きるのか紹介していきます。

兆候1.コミュニケーションが大幅に減少した

会社を良くしたいと思うからこそ、気持ちがある時にはしっかりとコミュニケーションを図ってくれます。
些細なことでも意見を話してくれたり、何かったらすぐに報告してくれたりしている間は、会社の中でより高みを目指し頑張りたいと思っている可能性が高いです。
しかし、会社への関心がほとんどなくなってしまうと、積極的に話したいこともなくなってしまいます。
自分の中ではそこまで力を入れることではないと感じるようになり、コミュニケーションを図る必要がないと感じてしまうのかもしれません。
あまり会話がなくなってきたら要注意です。

兆候2.愚痴や不満が増加・減少した

人はやる気に満ちている時は、目標に走り続けている状態で、多少の困難があっても乗り越えます。
しかし、目標を見失っている時ややる気がない時、何か不満を抱えている時は普段よりも愚痴が増えてしまいます。
そこまで目立って愚痴を言っていなかった社員がもし不満を周りにも言っていたら、もしかしたら退職したいサインかもしれません。
逆も考えられ、これまで愚痴を言いながらも話すことで発散させ頑張ってきたエース社員の場合、急に何も言わなくなったら要注意です。
もう退職を考えていて、愚痴を言うのも面倒な状態かもしれません。

兆候3.残業が減った

エース社員が新しい業務に積極的に取り組まなくなった場合や会議などの場でチームに対しての意見が少なくなっている場合は、会社の業務に対する関心がなくなっている可能性があり危険です。
本来は仕事をとことん追求して正確で迅速に、しっかりとこなしたい性格です。
にもかかわらず、仕事を適当に済ませてこれまで行ってきた残業もしなくなってしまったとしたら、退職を考えているのかもしれません。
企業としては残業代を払わなくても良いためラッキーに感じてしまうかもしれませんが、危険サインの可能性があるので見逃さないようにしましょう。

エース社員の退職による崩壊を防ぐための対策

企業としては、有能な人材はいつまでも手放したくないものです。
できる限り長くいてもらいたいですし、これからも活躍してもらいたいと考えるでしょう。
そのためには、エース社員に退職を考えさせてしまうような環境を作らないことです。
ここからは、エース社員の退職による崩壊を防ぐ対策についていくつか紹介していきます。

対策1.エース社員に依存しない体制を構築する

いくら仕事ができるとしても、なんでもかんでも頼んでしまったら、いざ退職された時にほかの人は何もわからない状態になってしまい困ります。
さらに、ほかの人も業務がキツくなってしまい退職するようになったら、企業自体が回らなくなり最終的には廃業に追い込まれる可能性もあるのです。
まずは、特定の優秀な社員だけに難しい仕事を回すのではなく、皆で分散して業務にあたれるように工夫しなければなりません。
最初に人材配置を見直して、エース社員だけに仕事が偏らないようにするためにはどうしたら良いのか考えてみましょう。
エース社員にばかり仕事を頼みすぎて、やる気が低下しないような工夫は必要です。
そして、会社を担う次のリーダーとして、裁量も与えましょう。

対策2.エース社員を昇進・昇格させる

仕事で成果を上げて取り組んでいるにもかかわらず、その頑張りが認められていないと感じるような職場であれば辞めたくなります。
都合の良いように難しいものや責任が伴う仕事を任せる割にはお給料はほかの人とほとんど一緒となると、まったくやる気も出てきません。
エース社員には中核的な仕事を任せているのであれば、しっかりと見える形で昇進や昇格させ評価をしましょう。
仕事で成果を上げた社員に対し、人事が評価して待遇に反映する環境を整えることは、企業にとって大変重要です。
エース社員も、ほかの人としっかり差別化されて会社から評価されていると思えば、やる気が出てきます。
もっと企業の業績が良くなるように恩返ししたいと頑張るものです。

対策3.会社の方針を共有する

エース社員は、しっかりと将来のビジョンを描いています。
正確で迅速に仕事を終わらすのも、ゴールをしっかりと見据えて達成するために今何をすべきかを考えながら行動できるからです。
そのため、会社としてどんなことを方針としているのか共有することは重要です。
エース社員の中で会社がどんなビジョンを持っていて、将来どうなっていきたいのかわからないと不安を感じてしまいます。
しかも、企業から話もないと、信頼されていないような気持ちにもなるでしょう。
会社の方針を口に出して共通認識を持たせることが重要ですので、定期的にヒアリングを行いましょう。
適切なフィードバックを行いながら、しっかりとコミュニケーションを図ることが重要です。

まずはエースの負荷を軽減するためにアウトソーシングを活用しよう

現状を見た時に、エース社員にばかり難しい仕事を頼んでいると気が付いた企業も多いかもしれません。
今から少しでも現状を改善するために、エース社員が退職を考えないような環境を整えようとしている企業もあるかもしれません。
ただ、エース社員の負荷を軽減するには体制再編が必要になりますが、ある程度時間がかかってしまいます。
すぐにでも企業の環境を改善したいのであれば、アウトソーシングがおすすめです。
頼む場合、闇雲に発注してしまうと人件費以上のコストが発生するおそれがありますので、決まった時間内で業務を依頼できる「オンラインアシスタント」がおすすめです。
無駄なコストをかけることなく、社員のように任せられるため効率が良いでしょう。

まとめ

企業としてはエース社員に退職されると困りますが、働く環境によっては言われてしまう可能性があります。
エース社員の退職によって企業が崩壊してしまわないように、しっかりとすぐに対策を立てましょう。
即効性があるのは、オンラインアシスタントの活用です。
弊社では、教育や採用コストをかけず責任持って業務を行います。
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